こんにちは。肌育美容家の今泉まいこです。
「見直すスキンケア」の5回目は「ポイントメイククレンジング」についてです。
皆さんはクレンジングの際に、アイメイクとリップメイクを別に落としていますか?
顔のメイクを落とすのと同じタイミングで一斉に落としてしまっているのではないでしょうか?
実はこれ「禁物」なんです。
アイメイクやリップメイクのアイテムには油性のものが多く、ラメなどの細かい粒子が使われています。
これを肌に残したまま放置しておくと色素沈着を起こす原因に。
口紅なども唇の縦じわに入り込み乾燥の原因になったりすることも。
オススメしたいのは、肌のクレンジングの前にポイントメイクを落とすこと。
今回はサロンでも実践している「ポイントメイククレンジング」のご紹介です。
将来のお肌の美しさを保つために、一度おさらいしてみましょう。
目次
といった理由が挙げられます。
いつものクレンジングだけでポイントメイクが肌に残った状態で放置しておくと、目元の小じわやたるみ、まぶたや唇の色素沈着、唇の乾燥の原因になってしまいます。
ポイントメイクは専用のリムーバーできちんと落とすことが大切ですね。
ポイントメイク落としには専用のリムーバーが必要です。
理想的なのはオイルとローションが2層になっていて使う前に混ぜ合わせて使うもの。
オイル成分がメイクを浮き上がらせて取り去り、ローションに含まれる美容成分が敏感なお肌に栄養を与えてくれる仕組みです。
通常のクレンジング剤よりも早く油性のメイクになじむから、ゴシゴシとこすって肌に負担を与えることがありません。
最近はまつ毛エクステオーケーのものも増えていて、さらにエクステのグルーの質も向上しているので安心して使うことができますよ。
コットンを重ねて精製水を浸します。ヒタヒタになるまで水につけたら両手で覆って水を絞ります。
1枚ずつコットンを手に取り500円玉大のメイクリムーバーを乗せて全体に行き渡らせます。
くるくる巻いても大丈夫です。
綿棒をぎゅっと押し付け、綿部分にリムーバーを染み込ませます。
コットンを2枚に割いて準備終了です。
片目にコットン1枚(割いて2枚)と綿棒1本を使います。
2枚に割いた1枚を三角に折り目の下に当ててその上から目全体を覆うようにもう一枚を重ねます。
体温でコットンをあためて汚れを落としやすくします。
さらに、もう1枚を二つ折りにして中指に挟みます。
眉毛を目頭から目尻に向かって優しく拭き取ります。
次はまぶたを拭きます。
その後、綿棒で目尻から目頭に向けてアイライナーなどを拭き取ります。
この時もう片方の手で少し目尻を引っ張ると綿棒が動かしやすいです。
綿棒が目頭まで届いたら綿棒を目の中に軽く入れてクルンと動かしながら目の中の汚れも一緒に取り去ります。
目頭には目ヤニと共にラメなどが入りやすいのできちんと取り去りましょう。
続いてその綿棒でマスカラを三角のコットンにこすりつけるようにして落とします。
下まつげも同じように三角コットンにこすりつけます。
最後に目の下と粘膜の汚れを落としましょう。
三角コットンを2本指で抑えて、目尻側から目頭に向けて外側の指だけ動かします。
目頭側に外側の指が届いたら鼻筋の上に向かってクルンとコットンを取り去ります。
フィルムタイプのマスカラをお使いの方もこの方法を一度試してみてください。
お湯だけでは根元のマスカラが落ちない場合もあるんですよ。
まずは唇にリムーバーコットンを置いておきます。
コットンを縦に折って、下唇から拭いていきます。この時も、もう片方の手で口角を少し持ち上げるように引っ張っておきましょう。
口角側から真ん中に向かって拭いたら、上唇の口角から真ん中へ。
コットンを裏返して同じように逆側を落とします。
長方形のコットンを二つ折りにして厚みを増しておきます。
折った時に水分が多いようであれば絞ってください。
厚みのある部分を縦に使って、縦じわに入った口紅の顔料を取り除きます。
普段口紅を塗る習慣がなくても、1週間に一度はこのクレンジング法を試してみてください。
唇のターンオーバーは1週間から10日くらいなので余計な角質を落とすこともできます。
生き生きとした唇を保つことができますよ。
・全体のクレンジング前に行うこと
・専用のポイントメイクリムーバーを使うこと
・ゴシゴシこすらず、コットンと綿棒を使うこと
・クレンジング後は目元・口元の保湿をしっかりすること
サロンケアでは必ず、ポイントメイクを落とした後に全体のクレンジングを始めます。
ノーメイクでもポイントメイクが完全に落ちていないお客様が多いのが現状。
アイラインやマスカラなどが残っていたりします。
これをそのままにしておくと加齢と共にまぶたが黒ずんだり、細かいラメのせいで目が充血する悩みの原因にもなりかねません。
将来の美しさに投資する意味でもポイントメイクはきちんと毎日オフしたいもの。
ぜひ、今日から実践してみてください。
そして、ポイントメイククレンジングが終わったら、全体のメイク落としも参考にしてみてくださいね。