今年の冬は記録的な大雪など、いつも以上の寒さを感じている人も多いはず。
一般的に、気温が下がることで、新型コロナウィルスやインフルエンザなどを代表する“冬のウイルス”が活性化され、これらのウイルスへの感染リスクが高まるとされています。
また、近年は低体温の人が増加していることに加え、巣ごもりの影響による運動不足や筋力低下もさらに冷えを加速する原因に。
この冬は身体の冷えや体温が低下することによる、免疫力低下を防ぐことがポイントだと言えそうです。
目次
2020年は美容や健康の中で「ビタミンD」というワードをよく耳にしました。
それはビタミンDに、免疫機能を調節する働きがあり、感染症の発症・悪化の予防への効果が認められているから。
実際、スペインの研究チームが、ビタミンDと新型コロナウィルスの関係性を調査したところ、新型コロナウィルス重症患者の80%以上がビタミンD欠乏症であることが明らかになっています。
さらに、ビタミンDは、骨はもちろん、筋力や身体機能の低下に関わり、運動不足が続く中でも筋力を維持することができる栄養素。
ビタミンDは日光で紫外線を浴びると皮膚(皮下)でコレステロールから合成され、最近は、日光を浴びる機会が少ない、日焼け対策として日焼け止めや日傘などでUVケアをすることによって不足しがちです。
そんな人はビタミンDを多く含む食品を積極的に「D活」をしましょう。
家庭でよく食べられる食材の中で、特にビタミンDの摂取に効果的な食材が「きのこ類」。
調理も手軽なうえに冷凍保存も可能で、便利ですよね。
その主要なきのこ類の中で最も多くビタミンDを含むのが「まいたけ」です。
「まいたけ」には、ビタミンDの他にも嬉しい成分がいっぱい。
食物繊維、ビタミンD、ナイアシン、ビオチンなどの栄養素が含まれています。
ゆでや油炒めによって大きくアップする栄養素もあるため、調理も選びません。
(きのこは生で食べるとお腹を壊す可能性があり、加熱することが推奨されています。)
まいたけは、加熱後冷蔵、生のまま冷凍保存できます。
冷凍の場合、解凍せずに使えるのも手軽なポイント。
そのまま、炒め物やお味噌汁、鍋物に加えてもいいですね。
寒くなると、温かい食事が特に恋しくなるもの。
雪国まいたけでは、手軽にまいたけが摂れる「D活スープ」をおすすめしています。
それは様々な料理に合わせられる3つのメニュー。
【材料(2人分)】
・まいたけ:60g ・市販カップスープ:お好みの量
【作り方】
① 加熱後保存のストックまいたけを作っておく。
② 市販のカップスープに規定量より1割減らした湯を入れ、かき混ぜて粉を溶かす。
③ ②に①を入れて完成。
★ポイント★
ビタミンDは脂溶性ビタミンなので、油と摂取することで効果が高まります。
仕上げにオリーブオイルやゴマ油を一滴加えるのもオススメ。
【材料(2人分)】
・まいたけ:60g ・牛乳:300g ・バター:10g ・コンソメ:10g ・塩:適量 ・黒コショウ:適量
【作り方】
① 鍋にバターを入れ弱火にかけ、まいたけを入れて炒める。
② ①と牛乳をミキサーにかける。
③ ②を鍋に戻し、コンソメ、塩で味を整える。
④ 器に盛り付け、仕上げに黒コショウを散らす。
★ポイント★
バターには脂肪分、牛乳には油分が入っているため、ビタミンDの吸収率を上げることができます。
【材料(2人分)】
・まいたけ:80g ・手羽元:6本(または手羽中:10本) ・キャベツ:160g ・玉ねぎ:60g ・パプリカ:40g ・塩麹:20g ・和風だし:360cc ・オリーブオイル:10g ・リンゴ酢:20g ・水:200cc
【作り方】
① 手羽に塩麹を刷り込み1時間程度置き、キャベツとパプリカは3㎝程度に切る。
② 鍋に手羽とリンゴ酢、水を入れ弱火に15分程かける。(水分がなくなりそうだったら水を足す)
③ 別鍋にオリーブオイルを入れ、玉ねぎ、キャベツ、まいたけをさっと炒める。
④ ②③を合わせ出汁を加えて、具材に完全に火を通す。
⑤ 仕上げにパプリカを入れて2分程加熱し、盛り付けて完成。
★ポイント★
骨付きの手羽をリンゴ酢で煮立てることで、酸に溶けやすいカルシウムを外に出し、ビタミンDと一緒に摂取することでカルシウムの吸収もサポート!
私も実際に「まいたけポタージュスープ」を作ってみました。
まいたけをバターで炒めるだけで、食欲をそそる香りがします。
まいたけのバターソテーと考えると、このまま食べてしまっても美味しいですよね。
ミキサーは、スムージーなどを作る少量タイプのブレンダーを使ったので簡単。
ブレンダーのサイズにもよりますが、私が持っているタイプには2人分がちょうど入りました。
まいたけはミキサーにかけても、細やかな食感が残ります。
そのおかげで、食べ応えもアップ。
スープでありながら、満足感が高いメニューになりました。
サラダ、パンと合わせれば、朝食や昼食になります。
「まいたけポタージュスープ」に茹でたパスタとベーコンを加えて、スープパスタにしても良さそう。
「まいたけ」は、低糖質、低カロリーで栄養満点のため、糖質を気にしている人やダイエット中の人にもピッタリ。
この冬は日常の食事の中に「まいたけ」をできるだけ使い「D活」をしてみませんか?
公式サイトはこちら >> 雪国まいたけ