スキンケアの成分としても目にすることがある注目の美容成分「プロテオグリカン」。
「プロテオグリカン」とは、どんな働きや役割をもつ成分なのかご存知でしょうか。
今回、プロテオグリカン素材事務局が主催する「プロテオグリカン2週間ハリツヤ肌プロジェクト」セミナーでは、真皮に着目したケアの重要性やプロテオグリカンの可能性、毎日続けることで2週間で内側からハリツヤ肌になることが期待できるメソッドを教えてもらいました。
目次
セミナーでプロテオグリカンについて教えてくださったのは、Mr.プロテオグリカンこと一丸ファルコス株式会社の高橋達治さん。
プロテオグリカンは肌の中に存在し、肌の真皮層において優れた保水性を持ち、肌のハリや弾力をもたらす重要な成分として注目されています。
プロテオグリカンが肌に与える影響として、美肌成分を生み出す繊維芽細胞の増加を促進する働きがあることや、美肌成分(コラーゲンやヒアルロン酸)を生み出すことを確認。
また、プロテオグリカンを経口摂取(食べる)ことで肌のたるみの改善や、シワの改善、肌の弾力が改善されることが研究から報告されています。
わすか耳かき1杯程度の量である5mgのプロテオグリカンを摂ると、2週間で肌の弾力改善が見られたそう。
ごく少ない量でも効果を発揮するというから驚きです。
プロテオグリカンはかつて、1gあたり約3000万円と大変高価な“幻の成分”と呼ばれていました。
現在ではサケの頭部(氷頭)からお酢を使って抽出する方法が生み出され、量産化が進んだことで、美容ドリンクやサプリメントなどで手軽に取り入れられるようになったそうです。
プロテオグリカンは細胞から美肌成分を生み出して、効率よく肌のハリを内側からつくることができる成分。
ほかにも健康に嬉しい効果が続々と研究されているので、中から取り入れるのがおすすめです。
インナーケアの視点からプロテオグリカンの魅力を教えてくださったのは、皮膚科医でウォブクリニック中目黒の総院長・髙瀨聡子先生です。
花粉や黄砂、紫外線に寒暖差・・・春は肌にとって過酷な季節。
さまざまな要因により肌がゆらぎやすく、バリア機能が低下したり、ハリを失いやすい環境だといえます。
ハリが失われた肌は肌内部の弾力が衰え、ツヤがなく、たるみを引き起こしてしまうそう。
ハリやツヤを失わないためには、肌の内側にある真皮の状態がカギとなります。
真皮の細胞の隙間を埋めているECM(Extracellular Matrix/細胞外マトリックス)と呼ばれる部分が、コラーゲンやヒアルロン酸、プロテオグリカンなどの美肌を作る成分で満たされていると、肌の弾力が保たれ、ハリやツヤのある状態に。
ECMを構成するコラーゲンやヒアルロン酸、プロテオグリカンは線維芽細胞から作られますが、加齢により線維芽細胞が減少すると共にECMも減り、肌の弾力が失われててしまうので、「肌の細胞にアプローチすることが大切」だそうです。
ここで注目したいのがプロテオグリカン。
プロテオグリカンは経口摂取すると、肌の弾力を改善することが報告されているため、細胞に働きかけ、肌本来の機能をキープするのにピッタリな成分だといえます。
さらに、美肌を作るためにおススメなのが髙瀨聡子先生監修の「プロテオグリカンで2週間ハリツヤ肌メソッド」。
メソッドは簡単にできる3つの方法を組み合わせたものです。
1つ目は、プロテオグリカンをサプリやドリンクなど自分の続けやすい形態で毎日(5mg以上)摂取すること。
摂取するプロテオグリカンは、「プロテオグリカン含有サケ鼻軟骨抽出物」などと成分表示がされているものがおすすめで、ビタミンCと併せて摂ることで、相乗効果も期待できるといいます。
2つ目はハリツヤの“ツボ”のマッサージ。
ツボを押すことで血行を促進し、リンパの流れを良くして内側の細胞をサポートします。
人差し指で以下のツボを5秒間順番に押していく
(1) 四白(しはく): 目の下
(2)顴りょう(けんりょう):頬の下
(3)懸釐(けんり):耳の上
(4)翳明(えいめい)を押し、その後胸鎖乳突筋に沿って押し流す(リンパを流す)
最後の胸鎖乳突筋を押した後は、首の下側に向かって押し流す
これを3回繰り返すのを1セットとして、1日3セットを行う
3つ目は 顔の中で一番大きな筋肉を鍛えて内側からハリをつくりあげる“たこ焼きんトレ”。
親指と人差し指で輪を作り、両頬に当て、口角を上げて笑顔を作り、5秒間キープします。
頬の筋肉に力が入っていることを意識し、笑顔を作ることで幸せホルモンが出る効果もあるのだとか。
“たこ焼きんトレ”は、1日3~5回が目安です。
いずれも簡単な動作なので、ちょっとした時間に取り入れやすそうですね。
ぜひトライして、自信の持てるハリツヤ肌を叶えましょう。
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