2023年7月7日(金)、ミセスユニバース2023 日本代表選考会が開催されました。
47名のファイナリストたちが、それぞれの想いを胸に、ステージで自分の人生を表現。
10月にフィリピン・マニラで開催される世界大会に挑戦するトップ20が選出されました。
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「ミセスユニバース」は、女性の社会的地位の向上をテーマに掲げ、約80か国が参加し、2007年から行われている世界的なミセスコンテスト。
日本では、“容姿だけではない”新しい美の基準を追求するコンテストとして2020年よりスタートしました。
身長や年齢の制限をなくし、 一人一人の社会貢献への思いや行動力を重視し、様々な分野で活動を行う女性を応援する大会。
近年、多様性やSDGsを背景に、人の容姿に対する考え方に大きな変化が起きていますよね。
外見的な美醜を重視して人を評価する「外見至上主義」は「ルッキズム」と呼ばれ、批判が相次ぐ背景もあり、多くの団体がミスター・ミスコンテストの開催を廃止・変更する潮流が生まれています。
「ミセスユニバースジャパン」は、従来の外見至上主義から美の常識を塗り替えようと実施しているコンテストとして、参加者本人がどのような人生を送ってきたか、社会貢献の意思があるかなど、「人生のプロセス」が大きな評価対象となるのが特徴です。
ミセスユニバースジャパン2023のファイナリストは、主婦、弁護士、看護師、介護福祉士、DJなど、様々なバックグラウンドを持った女性たち。
本大会では、29歳から72歳の47名のファイナリストが、スピーチやウォーキングなど約半年にわたるレッスンを重ね、コンテストに挑みました。
競うのではなく、それぞれの人生で培ってきた経験・スキルを活かし、社会に“与えられる”人になってほしいという思いから、ファイナリスト同士が定期的に集まり、社会貢献活動に参加。
フリーマーケットの開催、子ども食堂のボランティア、保護猫犬譲渡会のサポート等、多岐に渡る活動を通じて、切磋琢磨を重ねてきています。
大会は、ファイナリストたちのウォーキングからスタート。
タレント審査では、ファイナリストたちが各自の特技を披露し、事前審査で選ばれた3名によるショーステージが行われました。
思い思いのドレスをまとったイブニングガウン審査では、ウォーキングと立ち振る舞いを審査。
晴れやかな表情で、自信を持ってパフォーマンス姿が印象的でした。
スピーチ審査では事前審査で選ばれた7名が自身の経験や社会貢献活動に対する思いなど、熱のこもったスピーチを披露します。
この大会では「スピーチ」が重要な評価対象となるため、表情豊かに自分の考えや気持ちを伝えました。
続くビューウィッグ審査では、事前にウィッグを試着し、SNS投稿をしたファイナリストから選ばれた5名が登場。
ウィッグで変身した姿が披露され、“すぐにステキに変身できる”ウィッグの魅力などが語られました。
ミセスユニバースジャパン2023 日本大会の頂点に輝いたのは松田侑希さんです。
プロフラダンサーで、ハワイ・ワイキキの華と呼ばれる有名ダンサーの後継者として、沖縄県内のリゾートホテルでのステージに定期的に立つほか、ハワイアンイベントなどのゲストとして雑誌、TV等に出演。
日本中を旅して踊り、ショーのプロデュースも多数行う和製モアナです。
受賞後のスピーチでは涙ぐみながら「ファイナリストの皆さん、一緒に頑張ってくれて本当にありがとう」と感謝を伝えました。
また「意志あるところに、道は開ける」という信念とともに、世界に羽ばたく決意を新たにします。
1位 松田侑希さん プロフラダンサー。日本中を旅して踊る、和製モアナ
2位 内藤景子さん 大手芸能事務所専属講師を長年務める、美と健康の伝道師
3位 雨松美菜さん LGBTQ当事者として、性別を超えた未来を見据える発信者
日本大会での受賞者は、今年10月にフィリピンにて開催予定の「Mrs.Universe」のほか、「ミセスアジアインターナショナル」、「ミセスツーリズムクイーンインターナショナル」などの世界大会への進出権も獲得しました。
世界大会では、100名もの各国代表が、これまでの経験をもとに、チャリティーやボランティア、社会貢献を推進、実施していくアンバサダーの役割を担うのだとか。
彼女たちの今後の活躍にも注目したいですね。
公式サイトはこちら >> ミセスユニバース2023 日本代表選考会
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