最近、「カラートリートメント」という言葉をよく耳にしますよね。
ヘアカラーなの?トリートメントなの?と思った人もいるはず。
その正体は「シャンプーと一緒に使うトリートメントで白髪に色をつける」ホームヘアケアアイテムです。
いわゆる「白髪染め」とは性質が異なりますが、髪や頭皮にやさしく、自然な仕上がりで手軽に使えるのが魅力。
染めてもすぐに白髪が目立ってきてしまう…、白髪染めをするほどでもないかなと思うけれど気になる…という人にピッタリです。
目次
ヘアカラートリートメントは、髪の表面に色をつけることで白髪をカバーするアイテム。
徐々に色が定着するタイプのため、家でも扱いやすく、髪や頭皮をいたわりながら、ぼかすような自然な色づきを得ることができます。
トリートメントとしてのケア機能も備えていることから、ダメージを抑え、手触りよく仕上がるのも嬉しいポイント。
実際、美容院での次のカラーまでの「つなぎ」や、“ひょっこり白髪”や“うっかり白髪”を目立たなくするために取り入れている人が多いようです。
そこで今回は、カラートリートメントってどんな違いがあるの?何を基準に選べばよいかわからない…という人のために、タイプや成分の違う3種を比較してみました。
「ヘアカラー」と聞くと最初に色選びを考えてしまいますが、注意したいのは白髪用のカラートリートメントは「全体の髪色を変える」ものではないこと。
白髪は色がついて目立たなくなりますが、髪色全体の印象を変えることはできません。
そのため、自分の全体の髪色に合わせた色を選ぶのがおすすめ。
また、自分の生活スタイルに合わせた使用ステップや待ち時間、コストなども考えましょう。
それでは、ひとつひとつを詳しくご紹介していきます。
ボズレー ヘアカラートリートメント 全2色 各150g 2,178円(税込)
Bosley(ボズレー)はネイチャーラボが毛髪科学のボズレー社と日本をはじめとするアジア圏の女性に向けたスカルプヘアケアを研究し、共同開発した頭皮環境を整えるヘアケアブランド。
「ボズレー ヘアカラートリートメント」は、2021年10月1日(金)に新商品として発売されました。
フローラルハーブの香りで、ナチュラルブラックとダークブラウンの2色展開です。
トリートメント成分としてフェザーケラチン(加水分解ケラチン(羽毛))と植物由来(菜種)のヒートケア成分( γ-ドコサラクトン)を配合。
潤いをサポートする、リンゴ幹細胞、竹幹細胞、機能性ペプチドを配合したブラックリバース処方を採用しています。
さらに、女性にうれしいケア成分として、プエラリアミリフィカ、ダイズなどボズレーこだわりの植物成分も加わり、ハリ・コシ・ボリュームのある髪へ導いてくれます。
パラベンフリー・エタノールフリー・鉱物油フリー・ノンシリコンの4つのフリー処方。
しっかりしたテクスチャーのクリームタイプのため、よく髪に絡む印象。
「ボズレー ヘアカラートリートメント」は、シャンプー後、水気をよく切った髪に使います。
放置時間は約10分~15分。
いつものトリートメントを置きかえて使う感覚ですね。
カラートリートメントは定期的に使うことで効果を実感できるものですから、お手頃価格でコスパが良いのも魅力的です。
キラリ とろ~りムース 150g 3,520円(税込)
エイジングケアアイテムを多く手がけるナノエッグのカラートリートメント「キラリ とろ~りムース」は珍しいムースタイプ。
2019年にブランド統廃合のため販売を終了したものの再販を熱望する声が多く、最後の限定生産にむけてクラウドファンディングに挑戦しています。(2021年11月28日まで)
元々はブラック、ダークブラウン、ライトブラウンの3色展開でしたが、クラウドファンディングでは最も人気のあったダークブラウンが選定されました。
ナノエッグ独自の浸透技術として独自に開発した毛髪浸透成分「ヘアキューブ(ミネラルオイル、グリセリン、オクチルドデセス-16、オクチルドデセス-20)」を配合。
髪の表面を保護するキューティクルへの負担を少なくし、髪の深部まで「染料」と「美容成分」の浸透をサポートしてくれます。
染料には、クチナシ果実エキス、カンゾウ根エキス、アカミノキ木エキスといった植物由来の天然染料も採用。
さらに、水分などが失われた大人の髪のために、グリチルレチン酸、パンテノール、8種のアミノ酸、高密着型ヒアルロン酸(ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム)、ガゴメエキスなど19種類の美容成分もバランスよく配合されています。
ジアミン系染料は不使用で、髪・頭皮にやさしく、毎日でも使えるように考えられています。
泡で出てくるムースタイプのため、狙ったところに揉み込むようになじませることができるのが特徴のひとつ。
お風呂前の乾いた髪に使います。
放置時間は10~20分。
お風呂に入る前になじませ、そのまま湯船に浸かって待つというスタイルがおすすめです。
洗い流し→いつものシャンプーの流れで使えるのが便利。
使用後にシャンプーをするため、タオルなどへの色移りが少ないようです。
セルフカラーに慣れない人、あちこちについたりして上手く扱えない人にピッタリなはず。
ルプルプ エッセンスカラートリートメント 全3色 各170g 3,630円(税込)
10年間に渡り年齢による髪悩みに寄り添い続けてきたLPLP(ルプルプ)の「エッセンスカラートリートメント」は、従来品の「ヘアカラートリートメント」の配合成分を見直し「トリートメント力」と「染まりやすさ」を追求したアイテム。
2021年11月1日(月)に発売されたばかりの新製品です。
カラーは、チークブラウン(ライトブラウン)、ウォルナットブラウン(ダークブラウン)、エボニーブラック(ナチュラルブラック)の3色展開。
ホワイトジャスミン、ベルガモット、オレンジ果皮油、ラベンダー、ローズマリー、ダマスクバラ(ローズオットー)など厳選した9つの天然精油をブレンドし、香りにもこだわっています。
頭皮環境(頭皮・毛穴・黒髪)をいたわり、美髪へと導く94%の美容成分を独自配合。
海洋深層水、パールエキス、スサビノリエキスのほか、ルプルプ製品全てに配合されている、シオノギ製薬グループが開発したオリジナル成分「ルプルプWフコイダン(シオノギ海藻エキス)」も使われています。
色素は、ムラサキ根、クチナシ、紅花といった発色の美しい植物由来の天然色素を採用。
ジアミン系染料、タール系色素、鉱物油、パラベン、合成香料、動物性原料、シリコーンは使われていません。
テクスチャーは、なめらかなクリームタイプ。
シャンプー後、水気をよく切った髪に使います。
従来品より「濃く」「早く」「しっかり」染まることを目指し、3分目安の待ち時間を実現。
乾いた髪にも使えますが、濡れた髪に塗布することで染着性UP効果が期待できる処方のため、霧吹きなどで濡らしてから使うのがよさそうです。
色持ちにもこだわっているため、時短ケアをしたいひとにおすすめ。
今回は同じダークブラウンの色調で比較してみました。
製品そのものの色味に関してはほとんど違いは見てとれません。
それよりは、個人の髪質や染まり具合によるものが大きいみたいですね。
選び方は、自分の髪悩みや体質、入浴の流れやライフスタイル、使い勝手やコスパなど、自分がどこに重点を置くかによって変わってきます。
カラートリートメントはヘアカラー剤と違い「化粧品」扱い。(ヘアカラー剤は「医薬部外品」)
逆にそれが手軽に使える「白髪ぼかし」として注目を集めています。
最近は、年齢だけでなくストレスなどの影響で20代から白髪が気になっている人も多いよう。
気になる…でも白髪染めはしたくない…と考えるなら、カラートリートメントでケアしてみては?
※本記事に記載した価格の税率は記事公開日に由来します