2022年3月8日(火)の国際女性デーに、ホロジック社による世界初の女性の健康に関する大規模調査「ホロジック世界ウィメンズヘルス指数」の日本レポートがホロジックジャパンより発表されました。
ホロジックジャパンは、ウィメンズヘルス分野のリーディングカンパニーであるホロジック社(本社:アメリカマサチューセッツ州)の日本法人。
今回の調査は世界116の国・地域の15歳以上の男女12万人以上を対象にし、女性の健康に関する観点から設計されています。
発表に際し、日本で開催されたセミナーのパネルディスカッションには、タレントの関根麻里さんが登壇。
自身の出産や子育ての経験から、女性へのアドバイスとエールが送られました。
目次
毎年3月8日は国連の制定した「国際女性デー」。
1904年にニューヨークで女性労働者が参政権を要求して、デモを行ったことに由来します。
1975年に国連が女性への差別撤廃や、地位向上を働きかけるための記念日として制定されました。
今年の国連テーマは「持続可能な明日に向けて、ジェンダー平等をいま」。
世界各国で、女性に関するイベントやセミナーなどが開催されました。
また、イタリアでは感謝を込めて女性にミモザを贈る「ミモザの日」でもある3月8日。
SNSなどで、ミモザの写真を目にした方も多いのではないでしょうか?
この日に合わせて開催されたのが、ホロジック社が各国の現代女性の現状を調べ、ウィメンズヘルスの課題を可視化した「ホロジック世界ウィメンズヘルス指数」発表セミナーです。
「女性の元気は、日本を変える」というテーマのもと、発表された「ホロジックウィメンズヘルス指数」の日本レポート。
ウィメンズヘルスとは、女性特有の体の構造や役割、性差に注目した医療分野であり、ジェンダーや性役割などを含む心理社会的要因を配慮した女性の健康のことを指します。
これまでグローバル規模でウィメンズヘルスの状況を客観的に把握する機関はなく、その課題や改善策を見出すための指標がなかったのだとか。
そこで、調査・分析のリーディング企業である米国ギャラップ社が2005年から毎年実施している、世界最大の世論調査「ギャラップ世論調査(Gallup World Poll)」の一環として、ホロジック社とギャラップ社が協働し、女性の健康に関する前例のない比較調査を実施することとなりました。
初年度は2020年2月から2021年3月までの期間に、116の国と地域で15歳以上の男女12万人以上を対象に聞き取り調査を実施しています。
この取り組みは世界初。
調査では、5つの具体的な項目から数値を割り出し、国や地域でどんな違いがあるかを可視化しています。
可視化により女性にまつわる問題解決に繋げる試みは、将来に向けて大きな指標になるはず。
5つの項目を総合すると、日本は世界全体の24位という結果です。
セミナー内で行われたスピーチでは、産婦人科医、参議院議員など女性の健康と社会進出を牽引する専門家が登壇し、データを交えた現状と対策が語られました。
パネルディスカッションには、タレントの関根麻里さんが登場。
妊娠、出産にまつわるエピソードや、2人の子育て体験を語ってくれました。
ご自身の健康管理については「以前は定期的に検診を受けていましたが、出産してから娘たちの健康を第一にという感じで、自分のことを後回しにしてしまうことがあります」と回答。
1人目の出産時に信頼できる助産師さんに出会ったというエピソードも印象深かったです。
「お母さんはなんでもできる訳ではなく、同じ赤ちゃんです。0歳だからわからなくて当たり前、一緒に成長していくものです。」という言葉をもらい、「できなくても一緒に頑張っていけば良いと思えて、肩の荷がおりました」と素敵なストーリーを披露してくれました。
関根さんは、仕事復帰をする際、スタジオに長女を連れて行ったことがあるとのこと。
働いている母親の姿を見せられたことを「貴重な体験だった」と振り返っていました。
周囲の人が理解ある環境を作ってくれたことが、ありがたかったそうです。
今回の「ホロジック世界ウィメンズヘルス指数」によって可視化された女性たちの実情。
婦人科での検診、妊娠、出産、子育てなど、男性目線で作られた社会に生きていると感じる女性も多いと思います。
自分で環境を選択して、人生を切り開けるようになるといいですね。
公式サイトはこちら >> ホロジックジャパン
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