2022年5月19日(木)、フィリップスのAI搭載補聴器「フィリップス ヒアリンク」のシリーズが拡充され、新たに「3030、2030」シリーズが発売になりました。
難聴や耳のトラブルは、一般的に高齢者の悩みだと思われがちですが、最近は若い人たちにも「イヤホン難聴」などが増えているそう。
また、突発性難聴を放っておいたばかりに、一生付き合っていくことになったという話もよく耳にします。
「聞こえの健康」は、視力と同じようにに私たちが気をつけていきたい課題。
発売にあたって開催された新製品発表会では、難聴がもたらす社会生活への影響や耳のヘルスケアの重要性も知ることができました。
目次
フィリップスの補聴器は、世界的な聴覚ヘルスケア企業であるデマントが展開しています。
混同しがちですが、ただ音を大きくするだけは「集音器」、日常生活の中で“聞こえ”をサポートしてくれるのが「補聴器」。
フィリップスの補聴器は、最新シリーズである「フィリップス ヒアリンク 9030、7030、5030、3030、2030」にAI(人工知能)音声処理技術「AIサウンドテクノロジー」を搭載し、様々な音や会話などが混在するような賑やかな環境でも、会話をよりクリアに聞き取ることが可能になっています。
発表会では、そうした環境を再現。
フィリップスのAI補聴器は、こうした実世界での1000万を超える音環境データをもとに、トライ&エラーを重ねて学習した音声処理技術「AIサウンドテクノロジー」を搭載しています。
それは、会話だけでなく、鳥のさえずりなどの環境音もバランスを取って耳に届けることが可能なのだとか。
また、補聴器をつけていると難しいのでは?と想像できる、スマートフォンとイヤホンを使った状態での音楽や映画、通話などでは音声を補聴器に接続できます。
さらに新製品では、新たにiPhoneやiPad(iPhone11以降かつiOS15.2以降、iPad OS15.2以降で動作するiPad対応)向けの「ハンズフリー通話機能」も追加。
補聴器のマイクが声を拾うため、iPhoneやiPadのマイクに話しかける必要がなく、ハンズフリーで通話を楽しむことができるようになりました。
発表会では、実際に補聴器をつけることができました。
はじめて補聴器を装用した感想は、イメージしていたよりも軽く、わずらわしさや違和感が無くてビックリ!
耳かけ型スタイルでもマスクの邪魔になりません。
たとえるなら、メガネをかけているのと同じくらいの感覚。
髪で隠れ、補聴器をつけていることが、ほとんど判らないのも魅力のひとつだと思いました。
これなら補聴器に抵抗がある人たちにも受け入れられそう。
カラーバリエーションも、ベージュ、トープ、ブラウン、グレー、ダークグレー、ブラックの6色展開で、肌や髪の色にマッチしたカラーを選べるようになっています。
トークセッションには、「すべての人に正しい予防医学を」をモットーにYouTubeチャンネル「予防医学ch/医師監修」で発信する産業医・内科医の森勇磨先生が登場。
聞こえにくいことがもたらすリスクや難聴のサインを教えてくれました。
森先生によると、今、イヤホンの常用により若い人にも難聴が増えているということ。
音量が85デシベルを超える音を聞き続けると難聴のリスクがあがるそうです。
85デシベルはパチンコ店の店内や救急車のサイレンを間近で聞いたくらいの目安ですが、ヘッドホンを音量MAXで聴くと100~120デシベルくらいに及ぶのだとか。
悪化した聴力が回復することはないため、大きな音を聞き続けないことが耳のヘルスケアにつながります。
また、一般的な難聴のサインは、耳が詰まった感じや耳鳴り、そして周囲からの指摘。
年齢にとらわれず、「聞こえにくい」と感じたら、耳鼻咽喉科を受信することがおすすめされています。
「聞こえにくい」ということは、コミュニケーションが取り難さがストレスにつながるだけでなく、事故や緊急時の避難の際に気づきにくいというリスクも伴うもの。
さらには、行動が内向的になったり、放っておくことで将来の認知症の発症に影響を及ぼす可能性も報告されているようです。
フィリップスのホームページで簡単にできる、「オンライン聞こえの状態チェック」も試してみてください。
4つの質問とリスニングテストに答えるだけで、現在のおおよその聞こえの状態がチェックできます。
今回の発売を記念し、フィリップス補聴器は、耳のヘルスケアを考えるきっかけになって欲しいという想いから「耳にやさしいスムージー presented by フィリップス補聴器」を恵比寿ガーデンプレイスにあるカフェ THE TEST KITCHENと共同開発しました。
◆ケールとはちみつ、カシューナッツのグリーンスムージー
リンゴやセロリと一緒に、耳鳴り改善に期待できる葉酸を含んだケールと枝豆、はちみつ、およびビタミンと一緒に摂取すると吸収がよくなるといわれる亜鉛を含むカシューナッツでコクを出したグリーンスムージー
◆ベリーとビーツ、はちみつのレッドスムージー
ビタミンCを含むイチゴやブルーベリーと一緒に、耳鳴り改善が期待できる葉酸を含んだビーツ、はちみつ、およびビタミンと一緒に摂取すると吸収がよくなるといわれる亜鉛を含む牛乳で全体をまとめたレッドスムージー
いずれも、2022年5月30日(月)までの平日のみ、THE TEST KITCHENの営業時間に販売されています。価格は各800円(税込)。
期間中は、THE TEST KITCHENのカフェ店内で、補聴器の視聴をはじめ、難聴者の聞こえを疑似体験できるコーナーも設置されています。
体験スペースでは、特別なダミーヘッド装置を使用しえ、難聴者が補聴器を装用した時の聞こえ方を疑似体験したり、フィリップス補聴器に搭載されたAIノイズ抑制機能による聞こえの違いを体験することが可能。
家族や周囲で補聴器を必要としている人への理解が深まる機会にもなりますね。
フィリップスの補聴器は全国の取扱店舗にて購入できます。
【耳にやさしいスムージー presented by フィリップス補聴器】
販売期間:2022年5月20日(金)~30日(月)平日のみ
販売場所:THE TEST KITCHEN
(東京都渋谷区恵比寿4-20-4 ガーデンプレイスグラススクエアB1)
営業時間:11:00~19:00 ※補聴器体験コーナー 11:00~16:00
公式サイトはこちら >> フィリップス
※本記事に記載した価格の税率は記事公開日に由来します