新型コロナウィルスや猛暑の影響で、様々な健康リスクにさらされている2020年の夏。
外出が減ったことに伴い日光を浴びる機会の減少、運動不足に加え、暑さが厳しい季節は血液がドロドロになってしまい脳梗塞や心筋梗塞のような死をまねく病気への可能性も高まっていると言います。
そんな中、今、注目されている食材が「まいたけ」。
「免疫力を高めるため、食生活に気を付けたい」との想いから「まいたけ」の消費が増えているのだそう。
「まいたけ」が、なぜ健康に良いのか、どんな栄養素が含まれているのか、そしてどのように取り入れたらいいのか。
今回は、そんな「まいたけ」について、雪国まいたけが開催したセミナーの情報を元にお届けします。
目次
「まいたけ(舞茸)」は主に東北地方の深山の老木の根ぎわに生えるサルノコシカケ科のきのこ。
えのき、しめじ、しいたけ、エリンギと並び、よくスーパーで見かけるキノコですよね。
いくつものカサが折り重なってできているのが特徴で、中には20キロや30キロの大きさに育つものもあるのだとか。
「まいたけ」には、食物繊維、ビタミンD、ナイアシン、ビオチンなどの栄養素が含まれています。
ゆでや油炒めによって大きくアップする栄養素もあるのが特徴。
「まいたけ」を生で食べる人はいないと思いますので、自然とたくさんの栄養を摂れているいることになります。
(きのこは生で食べるとお腹を壊す可能性があり、加熱することが推奨されています。)
中でも「まいたけ」は油炒めが良いよう。
「まいたけ」に含まれるのは脂溶性ビタミンのため、油との相性が良いのだといいます。
多くのきのこが生よりも油で炒めた方が栄養素充足スコアを落としてしまう中、この「まいたけ」の特徴は嬉しいですね。
和洋中どんなメニューにも使いやすいのも「まいたけ」の魅力。
さらに、「炒めても大丈夫!」「炒めた方が良い!」ならば、より手軽に料理し、取り入れられるように思います。
今、美容健康業界の中でもよく目にするビタミンD。
外出の機会が減ったことや紫外線対策により、日光を浴びることで合成されるビタミンDの不足に注目が集まっています。
「まいたけ」はそのビタミンDを摂れる食品。
女子栄養大学栄養学部の上西一弘教授は、ビタミンDの習慣的な供給源として「まいたけ」は期待できると言います。
1日100g程度の「まいたけ」(1回の使用量50gを1日2回)を食べると1日に必要とされる量のほぼ半量のビタミンDが摂取できるということ。
ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進し、骨の健康に役立つほか、体内に侵入してきた細菌やウイルスを撃退する免疫の働きをサポートしてくれるという報告もあります。
また、筋力の維持、糖尿病、高血圧、循環器疾患、呼吸器疾患、アレルギー、がんなどにも関与している可能性について研究が進んでいるそう。
さらに、金町駅前脳神経内科院長の内野勝行先生によると、夏血栓の予防にも「まいたけ」を取り入れることがおすすめだそうです。
暑い日に大量の汗をかくと血液がドロドロになって血栓ができやすくなるということ。
また、マスクによって喉の渇きを感じにく水分補給がしづらくなることや長時間のデスクワークで足の血流が悪くなることも血液がドロドロになることにつながると言います。
夏血栓は最悪の場合、脳梗塞や心筋梗塞のような死をまねく病気への可能性も…
内野先生は、そのようなリスクに対し「血液ドロドロ3つの予防法」を提案しています。
「まいたけがカラダに良いことは解ったけれど、毎日摂ると飽きそう」「そんなに舞茸料理のレパートリーがない…」そんな人には、雪国まいたけが公開している「まい足しレシピ」がオススメ。
いつものメニューに「まいたけ」をプラスするレシピが載っています。
また、料理研究家・管理栄養士として数々の健康レシピを披露してきた浅野まみこ先生が「猛暑を乗り切る!まい足しレシピ」として提案する「作り置き まいたけそぼろ」は、いろいろアレンジができるため常備しておきたいメニュー。
ごはんやサラダ、豆腐やそうめんにかけて楽しめます。
冷蔵で約3日、冷凍で約7日の保存が可能とのこと。
手軽に美味しく「まいたけ」を摂れるので、ぜひ試してみたいですね。
身近な食材である「まいたけ」が、こんなに良いことづくめだとは!
改めて知ってみると、「まいたけ」もスーパーフードだと言って良さそうです。
もちろん、「まいたけ」は、低糖質、低カロリーで栄養満点のため、糖質を気にしている人やダイエット中の人にもピッタリ。
今後、食材を買う時は、思わず「まいたけ」に手が伸びそうですね。
公式サイトはこちら >> 雪国まいたけ