2021年よりライオンがオーラルケアから社会や環境課題に取り組む活動「インクルーシブ・オーラルケア」をスタートさせました。
子どもたちの自己肯定感の向上に貢献する「おくちからだプロジェクト」や「サステナブルなミント生産の仕組み」の実現を目指す活動をしています。
持続可能でよりよい世界を目指す国際指標であるSDGs(エスディージーズ)。
ライオンもオーラルケアを通じて、人と社会にできることに取り組んでいます。
目次
全身の健康と密接に関係している歯みがき。
口内環境が悪くなると、虫歯や歯周病だけでなく、生活習慣病や感染症のリスクが高まるとも言われています。
歯磨き行動は、人が本来持っている“健やかに生きる力”を引き出し、育む、非常に重要な習慣なのです。
今回の「インクルーシブ・オーラルケア(オーラルケアが、人と社会にできることを。)」は、オーラルケア習慣の促進だけではなく、SDGsの概念に則り、オーラルケアを通じて、社会や環境課題に取り組んでいく活動。
「By Anyone(誰もがあたりまえに。)」「By Oneself(自立してできるように。)」「By Systems(仕組みで支えられるように。)」の3つのクレド(行動指針)に基づいて企画し、持続可能な形として実行されます。
その情報発信の場として「インクルーシブ・オーラルケア」スペシャルサイトを「歯と口の健康週間」に合わせ2021年6月9日(水)より公開。
「おくちからだプロジェクト」や「サステナブルなミント生産の仕組み」について詳しく解説されています。
ライオンのハミガキには、香料として世界各地で生産される上質な天然のミントが採用されています。
その中でも、「和種ハッカ」というインドを最大の生産地とするミントは、ハミガキの香味を完成させるのに大切な香料。
インド産の「和種ハッカ」は、程よい苦みとすっきりとした香味が特徴なのだそうです。
ただ、インドでのミント生産は、すべてが持続可能な環境で行われているわけではないということ。
なぜならば、持続可能な労働条件や生産条件などが整えられた「認証農家」が現状は不足しているためです。
この認証ミントを生産できるのは、厳しい審査に通った農家のみ。
ライオンは、SAI(Sustainable Agriculture Initiative:ユニリーバ、ダノン、ネスレが設立した、持続可能な農業サプライチェーンを支えるプラットフォーム)認証を受けたミントを調達・継続購入することで、認証取得を目指す農家の拡大を促進していきます。
また、インドの香料会社を通じてその取り組みの意義を伝え、実地研修等のサポートをしていくことでも、持続可能な生産の仕組みを実現。
インドの認証農家の数を2022年までに2021年現在の5倍に増やすことを目標としています。
ライオンでは、2021年6月から認証ミントに切り替えています。
和種ハッカが使用されているのは、デンタークリアMAXをはじめとして、クリニカ、システマ、NONIO(ノニオ)、デントヘルスなど。
2022年までに認証ミントの採用を8つのハミガキブランドに拡大予定だそうです。
毎日の習慣として日常的に行うハミガキ。
せっかく使うならば、社会や環境課題に取り組んだ認証ミントを採用したブランドを選んでみては?